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2024/11/8
海永医師の執筆記事が医学雑誌に掲載されました！
雑誌『脳神経内科』（9月号特集：神経心理における驚くべき仮説）で，当科の海永医師が「Tononiによる意識の仮説」を執筆しました．
近代以降の自然科学は，主観を排除し，客観的事実を数式で表現することで世界の成り立ちを明らかにしてきました．その科学が，「意識」すなわち「主観」を対象とできるのか―．この究極的な問いに，約30年前から多くの神経学者が向き合ってきました．本稿では，現在有力視されている意識の理論の一つである「統合情報理論 (integrated information theory: IIT)」がテーマです．思考実験を端緒とし，情報という切り口で意識の理解に迫ろうとするIITについて，数学的定式化の説明は最小限にとどめ，理論の基本的な考え方をわかりやすく説明しています．IIT以外の代表的な意識の理論についても触れられており，最新の意識理論を概観する内容になっています．
ご興味のある方，是非お手に取ってご覧下さい！
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