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2024/5/29

『ギラン・バレー症候群, フィッシャー症候群 診療ガイドライン2024』が発刊されました

当科の内堀医師が作成委員をつとめた『ギラン・バレー症候群, フィッシャー症候群 診療ガイドライン2024』が発刊されました。

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 ギラン・バレー症候群(GBS)は、先行感染に伴う免疫応答により四肢の運動障害をきたす末梢神経障害です。フィッシャー症候群(FS)は、眼球運動障害・運動失調・腱反射消失を三徴とするGBSの代表的な亜型のひとつです。

 これまでGBSのガイドラインとして、2013年度版のものが用いられてきました。それ以降、GBSに関して他施設共同国際的前向き研究(International GBS Outcome Study: IGOS)など新たな知見が蓄積され、また2023年10月にはヨーロッパにおけるGBS診療ガイドラインが刊行されました。今回の2024年版は新たな情報を取り入れ、我が国の状況に合わせて2013年度版のガイドラインを改訂したものです。

 

 2013年から5年以上を経て、当時杏林大学脳神経内科学教授であった千葉厚郎先生を委員長として新たにGBS/FS診療ガイドライン作成委員会が発足しました。2021年度の出版を目標としていましたが、COVID-19の流行と千葉厚郎先生のご逝去という予期せぬ事態に遭遇し、委員会の再編を経て今回の刊行に至りました。

 千葉厚郎先生のご冥福をお祈りするとともに、本ガイドラインがGBS/FSのこれからの診療に役立つことを願います。

ギラン・バレー症候群,フィッシャー症候群診療ガイドライン作成委員         

内堀 歩

ガイドライン20.jpg
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